星の王子さま/サン=テクジュペリ 岩波書店


最近再読してみたら子供の頃に読んだ印象と全然違いました。
大人の為の本。
昔は分からなかった花の気持ちがわかるようになりました。


いろんな解説本が世に出回ってますが
戦争当時の歴史的背景からのアプローチが面白かったです。
狩人の挿絵はヒトラーの顔にそっくりという説があり,
確かにそう言われるとヒトラーっぽいかも。
キノコである赤黒先生の「赤黒」という表現はナチス(旗の色)を
表現しているとか、バオバブの木の挿絵の3本は
帝国主義ファシズムとナチズムを
表しているという説もありますがそこまではどうでしょうね。


星はそれぞれの人の心や個性をを表していて
火山はその人の感情の比喩なのかも。


「かんじんなことは,目に見えない」
と言うキツネの言葉が印象的


星の王子さま―オリジナル版