意味がなければスイングはない/村上春樹
ノーベル賞、残念でしたね・・・。
せっかくなのでこの際、読んでなかった本を図書館で借りてきました。
この本は基本的に村上春樹が気に入った音楽に対してとことん好きなだけ文章
書いているので下記アーティストを見て「気になる!!」と思った人は
ぜひ読みましょう♪
- シダー・ウォルトン
- ブライアン・ウィルソン
- シューベルトのピアノ・ソナタ
- スタン・ゲッツ
- ブルース・スプリングスティーン
- ゼルキンとルービンシュタイン
- ウィントン・マルサリス
- スガシカオ
- プーランク
- ウディー・ガスリー
一番面白く読めたのはクラシックのピアニスト、ゼルキンと
ルービンシュタインの生い立ち、時代背景を比べた章。
2人の生涯について全然知らなかったけれど
今後ぜひ聴き比べてみたいです。
ルービンシュタインの即興の話は本当にすごい。
「スガシカオ」の章が楽しみだったのですが「スタン・ゲッツ」
などの章に比べいささかトーンが落ち気味な感じ。
確かに"黄金の月"や"ぬれた靴"はシカオちゃんの曲の中でも
評価が高い曲だと思うけれど、もう少し他の曲についても
掘り下げて欲しかったなー。
まぁ村上春樹が「スガシカオ」について書いている!というだけで
面白かったですが。